シンギュラリティこわい

世に対する疑問、音楽の解釈、ふと思ったこと、積年の思考、すべて表現の自由の担保

時間の不可逆性を忘れたい瞬間がある

こんにちは(こんばんは)。梅雨と呼べるほどの連続的な雨ぜんぜんこなくてわろた。暑すぎ。地球さんいいのか作物が育たんぞ。どうも僕です。

さてさて、また更新が空いてしまった。が、先日6/28に横浜横須賀芸術劇場にて行われたMrs. GREEN APPLEのホールツアー「The ROOM TOUR」初日公演を見て参りました。実に半年ぶりのミセスのライブ、特に元貴さんに関してはSNSをやめてからというものガッツリ僕らの前に姿を表すことはなかったので(たまに公式アカウントを通じて顔出してたけど)存在してるか不安だった(?)のだけど、元貴さんいました。よかったぁ。顔にも生気があってよかったぁ。

今回の記事ではそのことについて書こうと思うのだけれど、今回のツアー、SNSでのネタバレが厳禁だということで、本人達も何度も念押ししていたのでこの記事でも勿論ネタバレは一切いたしません。ご安心ください。それでもなんか雰囲気わかっちゃうような気がして嫌だって人はブラウザバックするとよいでしょう。

 

てなわけで、今回のツアーが今までのツアーと決定的に違うところはアルバムなりシングルなりを何も提げずにツアーを敢行するという点。なんで、皆さんいろいろ予想していくと思うんですけどそれも意味ないです。元貴さんは僕らの想像の範疇にいない。てことで、全曲の歌詞を読み直すくらいしておきましょう。

 

終わった直後の感想。この人はどれほど音楽を愛しているのか、音楽の可能性を押し拡げようとしているのか、途方もないものを感じました。そんでもってこの人の歌心はやっぱり他のアーティストと全然違うなと思いました(あくまで僕は)。他の誰よりも曲を書いた自分自身が1番歌詞を曲を噛み締めて、胸に突き刺して歌っている。あと、タイトルにしたように時間という概念を一時的に忘却するくらい、「あ今中盤だな」とか「もうすぐ終わるな」とか思わなかったくらい、ミセスに包まれてたんだなと終わってから思った。これは割といつものことなのかもしれないけどね。でもやっぱり思っちゃうときがあるよね。もうすぐ終わるやだな〜みたいな。

とまあそんなことを思ったのだけど、これが次の4th AL『Attitude』に繋がってるのかなと個人的には感じました。この『Attitude』という言葉をタイトルに選んだ意味。自らが生涯を賭けて、自分にはこれしかないんだ(活動当初から元貴さんが言ってきた)と懸命に、救いようのない世の中で苦しむ誰かを救うために命を削り続けて向き合っている音楽に対する『Attitude』をこのアルバムで表現する、それを改めて、真っ直ぐに聴き手に届けたい。そういう決意というか、これが僕らの向き合い方だという断固たる意思表示というか、そういう風に感じました。

あとアリーナツアー発表…来ちゃったねぇ。幕張メッセでワンマン2Daysを成功させた彼らだから不思議は無いのだけれど、やっぱり感慨深いものがあるよね。ゼンジン未到とプロテストでの言葉とか(ジャンプする前にライブハウスツアーで地に足をつけたい、とか)、こういう形で拾ってくれる。バンド自体は本当に他に類を見ないくらい爆速で進んでいくけど、彼らにとっては「やっと」アリーナツアーかといったところだと思う。Mrs. GREEN APPLEが歩み続けるゼンジン未到の奇跡の軌跡、まだまだ続く。追い続けていく。

 

ネタバレできないから何を言ってるかわからねえよって感じだけどまあそれも一興(は?)。てなわけで、また今度。次こそもっと短いスパンで更新していきたい。そんじゃ。風邪引くなよ(某フロントマンの受け売り)。